一週間ばかり留守して帰宅したら、キンモクセイが満開で美しいのといい香り。
その一週間の間に友達にあった。銀座で。
帰る前の日、江戸琳派の鈴木基一展を観る。注目の「朝顔図屏風(六曲一双の一部)」は濃紺の花と緑の葉をあしらったあでやかなものであった。しかも金地で一層あでやかさをましていた。もう一点「花菖蒲に蛾図」はいずれもメトロポリタン美術館蔵で東京会場のみ展示とのことだったので行った。私が気に入ったのは「四季花鳥図屛風」で四季の野草が精密かかれたものと、十か月の長い間旅に出た時のスケッチは小さなもので米粒ほどの人も正確に描かれていたもの。