前から読みたいと思っていた本です、田辺聖子の
「姥ざかり花の旅笠」ー小田宅子(おだいえこ)の「東路日記(あずまじにっき)」。江戸時代筑前、今の北九州中間市の商家のおかみさん4人がお伊勢詣りにいくはなし。仲良し50代女4人と荷物持ちとボディガード男3人の旅物語。
女たちは伊勢参宮までいってそこから長野善光寺、そこからまたせっかくだからと日光へとすざましいエネルギーですすみ五か月間もかかっての旅となる。
いまでは女集まれば食べたり旅行したり・・・だが、彼女たちはそこにいたるまでは家業もしっかりあとにゆずり、古典も勉強して和歌もまなび教養あふれて凛としているところがすばらしい!
<宅子さん、お伊勢詣りに行きましょうや、拍子もない話のごとありますが、ほんなこて、旅は足腰たつうち。気の合う同士の旅や、よごばすばい。来春あたりに・・・・・>からはじまる会話にもひかれる。